議会質問
個人質問‐西岡 友和
民主立憲フォーラムの西岡友和です。
発言通告書に従いまして、質問をさせていただきたいと思います。
教育現場における諸課題につきましてお尋ねをいたします。
ICT端末につきまして、GIGAスクール構想により、児童、生徒各自にICT端末が貸与されています。コロナ禍の中にあって、性急に配備が進んだこともありまして、実際の運用についての懸念材料もございます。まず、ICT端末を使ったいじめ等、トラブルについて、これまで確認された事象はありますでしょうか。また、防止策等についてもお聞かせをください。
【教育監 答弁】教育現場における諸課題
学習用端末を使ったトラブルとして、導入当初に、他人のパスワードでログインし、ソフトウエアを使用する等の事案が生起しております。同時期にデジタル・シティズンシップ教育の取組を始めており、子供たちがデジタルの世界においても共感力を働かせ、行動するスキルが身につくよう指導しております。
以上でございます。
ありがとうございます。それでは、ICT端末につきまして、これは自宅に持ち帰ることを推奨しているのでしょうか。また、動画配信やSNSなどにアクセスできないような工夫など、利用に関するポリシー等についてもお答えをください。
【教育監 答弁】ICT端末
児童、生徒が学習用として端末を活用することを前提に、あらかじめ端末単位では解除できないフィルタリングを設定しており、有害な情報や不適切なコミュニケーションから児童、生徒を守るシステムを構築しております。
以上でございます。
アプリケーション等を自由にダウンロードできなくとも、ほとんどのケースでWeb、ブラウザー等を利用しまして、閲覧すること、利用することも可能になりますが、どのようにお考えでございますでしょうか。
【教育監 答弁】
日進月歩のデジタル社会を背景に、児童、生徒の興味、関心を駆り立てる情報は、日々、更新されていますが、そのデジタルな世界を生きる今の児童、生徒に対して自ら考え、端末を正しく学習や生活に活用できるよう、市内全小・中学校においてデジタル・シティズンシップ教育を推進しております。
以上でございます。
ありがとうございます。その御答弁の中にございましたデジタル・シティズンシップ教育というものにつきまして、具体的にどのような教育を行っているのかお答えいただきたいと思います。
【教育監 答弁】
本市ICT教育グランドデザインの土台であるデジタル・シティズンシップ教育は令和3年度より各校に1名の推進担当者を位置づけ取り組んでおります。担当者会では、具体的な授業の進め方を示し、その説明内容を担当者が伝達講習を行うことで、全教職員の理解を深めており、担任を中心に年間4回の授
業を行っております。
以上でございます。
ありがとうございます。このデジタル・シティズンシップ教育、非常に大変な、重要なことだと思いますので、引き続きの取組、しっかりとお願いをしたいと思います。
続きまして、質問させていただきます。
ただでさえ重いランドセルに、電子端末を毎日持ち帰らせてるというのは、苦行ともいえるようなことになりますが、そこまでして持ち帰る必要がなぜあるのかお答えをください。
【教育監 答弁】
学習用端末は、児童生徒の主体的な学びを保障する学習ツールであり、家庭での継続した学習機会を確保するため、持ち帰りを促しております。
一方で、家庭学習で使用する予定のない教科書や資料集等については、児童生徒の発達段階や学習の進度に応じて、学校に置いておくなどの配慮をしております。
以上でございます。
これまでの教科書や資料等が全てこのICT端末に換わっていくというようなお考えかというふうに思っております。一方で、高学年と低学年では非常に体力に差もあります。低学年の子供たちが過度の重量をですね、重たいランドセルを持ち帰って事故に遭ったりするようなことにないように気をつけていただきたいというふうにお願いをいたします。
続きまして、小・中学校のクラブ活動や外部委託につきまして質問をさせていただきます。
令和3年5月議会において、部活動指導員制度について、どのような人物を想定しているのか質問をさせていただきましたところ、申請のあった中学校6校に各1名を配置し、会計年度任用職員として任用しているということでございました。また、数年のうちは地域、学校の状況を十分理解をしている当該校長より推薦を受けることが望ましいと考えるが、市教育委員会としても適切な人材の確保に努めるとの御答弁をいただきました。併せて現状につきましてお
答えをください。
【教育監 答弁】小・中学校のクラブ活動や外部委託
本年5月末現在、部活動指導員は、学校から申請のあった5校にそれぞれ1名ずつ配置しております。
校長からの推薦とともに、市報やホームページで周知し、学校、地域の状況を十分理解いただける方を募集した上で面接を行い、採用しておりますが、全ての学校が希望する配置には至っておりません。
以上でございます。
校長からの推薦ということですが、実際、この推薦をですね、校長先生に全て依頼をしてしまうというのは、非常に校長先生にとって荷が重いことだというふうに思います。実際機能していないのではないかというふうに考えております。
これは私の意見ではございますが、中学校におけるクラブ活動という意味、当然技術的な指導、例えば、バスケットボールやバレーボール、技術的な指導ができれば、大学などでばりばり選手としてやってましたというような方がいらっしゃれば、非常に適切ではありますが、実際、そこまでの技術指導を本当に子供たちや保護者が求めているのか。私が思うには、クラブ活動等を通じて友人とのコミュニケーションであったり、また、先輩、後輩というような関係、そういった人間関係を学ぶ場所であるというふうに、私はクラブ活動をそのように考えておりますが、この点いかがお考えですか、御答弁お願いします。
【教育監 答弁】
部活動については、学習指導要領に明記されているとおり、スポーツや文化、科学に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質、能力の育成に資するものであり、技術の向上、仲間づくりや楽しむこと全てが目的になると認識しております。
以上でございます。
これはやはりですね、例えば学校の先生のリタイアメントされたOBの方であったり、また、市職員のOBの方、そういった方にですね、積極的にお願いをしていく、積極的に、能動的に探していくというような作業をしていかなければ、なかなか機能していかないのではないかというふうに思っておりますので、そういった観点からもよろしく御検討のほうをしたいと思います。
それでは、次の質問へと移らさせていただきます。
コロナによるイベント開催につきまして、昨年度、今年の3月、4月に開催された卒業式や入学式において、保護者の入場制限を行い、開催したと伺っております。具体的にどのような制限を行ったのか、そして、その制限の根拠について、医学的、科学的な角度からもお答えをいただきたいと思います。
【教育監 答弁】コロナによるイベント開催
最新の医学的・科学的知見を反映して作成をされた国・府が示す新型コロナウイルス感染症対策マニュアルには、合唱活動を行う際は、マスク着用の上、児童、生徒等の間隔を前後左右ともに2m、最低1m確保して実施することとございます。
卒業式については、国歌斉唱や合唱のプログラムが組まれることから、本マニュアルに基づき、互いの間隔を確保できるよう、各家庭1名での参加をお願いいたしました。
入学式については、まん延防止等重点措置が解除されたことを受けて、式場内でのお互いの間隔を確保することを前提として、式場の広さやレイアウトから座席設置可能数を割り出し、新入生が60名程度までとなる学校については、各家庭2名までの参加をお願いいたしました。
以上でございます。
多くの学校においては、各家庭1名のみの参加という制限をしたということだと思っております。この新型コロナウイルス感染症対策マニュアルの児童、生徒の間隔を前後左右とも2m、最低1m確保して実施するというのは、これはあくまで合唱活動を行う児童、生徒のことを指しているのであって、参加する保護者、不織布マスクをして一言もしゃべらない参加者の保護者の人数制限や、間隔を制限するものではありません。科学的な根拠は一切ないというふうに言わざるを得ません。今後ですね、こういった入学式や卒業式、一生に一度しかないことですから、ここは科学的な知見、しっかりと対策をした上で、2名、保護者の方が参加できるような形で開催していただくことを強く要望をさせていただきます。
続きまして、質問を変えさせていただきます。
学校規模適正化の進捗状況につきまして伺います。私自身も、小学校3年生のとき、当時通っておりました千里第二小学校から、新設されました佐井寺小学校に校区が変更されたことを記憶をしております。主役となるのは子供たちであるということを、まず強く申し上げておきます。
本件については、保護者を中心に市民の皆様に十分御理解をいただけるよう、丁寧に説明をすることが重要だと思いますが、これまでどのような取組を行ってきたのかお答えください。
【学校教育部長 答弁】学校規模適正化の進捗状況
学校規模適正化に関する御説明につきましては、各地域にお伺いし、PTA役員、保護者、自治会役員等に対しまして、説明会を令和4年4月から延べ20回以上実施し、参加者は延べ約1,050名でございます。
以上でございます。
ありがとうございます。
自治会役員との御説明ですが、自治会というのは一体どういった組織だとお考えでしょうか。また、近隣他市の事例におきまして、住民説明というものはどのように実施されているのでしょうか。
【学校教育部長 答弁】
自治会につきましては、一定の区域内に住む人々が、よりよい環境、充実した生活が営まれるようにお互いが協力し合い、運営している自治組織と考えております。
また、近隣他市の住民説明会の事例でございますが、保護者や地域の皆様に対し、情報共有や相互理解を目的とした、それぞれの市主催の説明会を複数回実施されております。
以上でございます。
繰り返しになりますが、主役は子供たちであるということ、そして、その保護者であるということを繰り返し申し上げまして、次の質問に移らせていただきます。
中学校給食の進捗につきまして、中学校給食在り方検討会議にて全員喫食での給食を実施するとの結論を受け、現在、教育委員会内で基本計画を策定している本市の状況を踏まえ、速やかに事業手法を確定していきたいとのことでございましたが、現状の進捗につきましてお聞かせをください。
【学校教育部長 答弁】中学校給食の進捗
現在、中学校給食の全員喫食化につきましては、本市と摂津市の担当者で構成する中学校給食共同運用検討委員会を設置し、健都イノベーションパークにおける両市での共同実施の可能性について検討を行っております。
その中では、給食提供に関するコンセプトや全員喫食実施の目標年度と、それに向かっての課題整理、事業化に向けた取組などについて協議、調整を行っております。
両市の担当者間では、両市が目標としている令和8年度の全員喫食の開始に向けて、本年6月末までには本検討委員会での検討を取りまとめ、7月中旬をめどに、共同実施の方向性について両市で判断をしていく必要があると考えております。
以上でございます。
ただいま6月末までには検討委員会の検討を終えて、7月中旬に方向性について判断するという明確なスケジュールを示していただけたのかなというふうに思っております。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
昨年度、西川教育長から、中学校給食については、成長期の中学生に安全で栄養バランスの取れた食事を提供すること、健全な食生活を身につけ、学校給食における食育をより推進する観点からも、全員喫食での実施が必要との御認識を議会にてお伺いをいたしました。
令和8年の開始というスケジュール、前倒すことがあっても、実施が遅れるということはあってならないと考えております。摂津市との連携が不調になった場合でも、対応できる代替案も必要かと思いますが、いかが検討いただいておりますでしょうか。
【学校教育部長 答弁】
摂津市との共同運用につきましては、本市から呼びかけを行った経緯もあり、実現できるよう協議を行っております。仮に、各市が単独で実施するという結論に至った場合でも、スケジュールに大幅な遅れが生じないよう、実施場所、費用面、スケジュール面などを踏まえて、事前に様々な想定を行っておく必要があるかと考えております。
以上でございます。
ありがとうございます。
吹田市が単独でもスケジュール内で実施をするという力強い御答弁いただけたものかなというふうに思っております。ぜひともよろしくお願いを申し上げます。
続きまして、体育座りにつきまして、いわゆる三角座りと言われている座り方なんですが、背骨や内臓に悪影響があるというふうに、近年では発育中の体に対する弊害が取り上げられております。事実、私も久方ぶりに体育座りしてみましたが、相当体に負担のある座り方かなというふうに思いますが、どのような御認識でいらっしゃいますでしょうか、御答弁お願いいたします。
【教育監 答弁】
体育座りに限らず、長時間にわたり同じ姿勢を保持し続けると、児童、生徒の心身に負荷がかかりますが、体育の授業やその他の教科での活動時に教員からの指示を聞くときは、短時間であることから、体育座りが体に大きな負担をかけているとの認識はございません。
以上でございます。
短時間であることにより、体育座りに負担がかかっていないっていうことですが、逆に言うと、長時間であれば問題があるということかもしれませんし、また、他市等の動向も踏まえまして、この体育座りという座り方、また、注視もしていただきたいなというふうに思っておりますので、お願いをしたいと思います。
それでは質問を変えさせていただきます。
千里北公園のPFIについて。
今年2月の定例会にて、ごめんなさい、千里北公園です。今年2月の定例会にて、千里北公園には市民プールや、宿泊施設を備えたわくわくの郷もあり、そういった施設との関連はどのようにっているのか、質問をさせていただきました。千里北公園内や隣接する施設について、所管部局を含め庁内連携会議を設置するなど、情報共有や意見交換を行い、各施設の課題等も聞き取りを行って、再整備に当たっては、スケジュールを共有するというような御答弁をいただきました。現状のPark-PFIの進捗状況をお聞かせください。
【土木部長 答弁】千里北公園のPFIについて
庁内連携会議につきましては、令和3年(2021年)7月と令和4年5月に会議を開催し、情報共有や意見交換を行いながら、魅力向上の対象施設、整備・管理手法、スケジュールなど、事業フレームの整理を行っているところでございます。
千里北公園のPark-PFIの進捗状況につきましては、事業フレームの整理と並行し、千里北公園の理念や目標像を示した公園の目指すべき姿(案)の作成に向け、市民参加型ワークショップの開催などに係る作業を進めているところでございます。
なお、千里北公園につきましては、用途地域といたしまして、第1種低層住居専用地域に指定されており、売店や飲食店等の収益施設を建築することに制約があるため、Park-PFIのほか、市の発注工事等による再整備についても慎重に検討してまいります。
以上でございます。
地域住民の方を含めたこのワークショップ、市民参加方、地域住民含めた参加型のワークショップを開催するということでありますが、この市民、住民への説明、このワークショップの中で、この住民というようなものは、どのような集まり、集合を指すのでしょうか。住民とは吹田市民全員を指すものかというふうに思いますが、どのような御認識でいらっしゃいますでしょうか。
【土木部長 答弁】
住民の範囲につきましては、市内在住・在勤・在学の方はもとより、市外にお住まいの公園利用者等も含まれるものと考えております。
行政による方針設定につきましては、令和3年度(2021年度)に公園利用者数調査、ニーズ調査、サウンディング型市場調査を実施いたしました。令和4年度には、誰もが参加できる市民参加型ワークショップを夏頃と秋頃の2回程度開催し、これらの結果を踏まえて総合的に検討を行い、公園の目指すべき姿(案)を作成いたします。その後、当該案についての説明会と意見募集を冬頃に行い、広く御意見を拝聴した上で、最終的に公園の目指すべき姿を取りまとめるとともに、事業者の公募条件を決定してまいります。
以上でございます。
市民参加型ワークショップを夏と秋に2回を開催をして、公園の目指すべき姿(案)を作成するということでございます。引き続き、この件につきましては議会でも取り上げさせていただきたいと思いますので、この公園の目指すべき姿、どのようなものになるのかしっかりと期待をさせていただきたいところであります。私のこのままお願い、私の思いでございます。この千里北公園、この先の今の子供たち、または、まだ生まれぬ子供たち、未来の吹田市民が末永く利用していくべき公園だというふうに思っております。そういった考えで、このPark-PFI公園をつくっていただくということを強くお願いを申し上げたいと思います。それでは、次の質問に移らせていただきます。
まちなかリビング北千里につきまして。今年11月にオープンとなるまちなかリビング北千里について、開館までのスケジュール、イベント等につきましてお尋ねをいたします。また、2階のテラス席の利用方法及び北側の土地利用についても併せてお示しをください。
【地域教育部長 答弁】
まずは、地域教育部よりお答え申し上げます。本年11月22日に供用開始を予定しておりますまちなかリビング北千里の開館までのスケジュールにつきましては、8月1日から、指定管理者による開館準備を始め、図書などの配架や備品の設置、開館後の施設運営のシミュレーションを行い、10月下旬からは、新規利用者登録や貸室などの利用予約を始めます。現在の北千里地区公民館及び千里図書館北千里分室は、10月31日をもって閉館いたします。
イベントの開催につきましては、11月22日の供用開始に合わせ、施設全体の開館セレモニーを企画しており、現在、各関係者と調整を行っております。
2階のテラスにつきましては、ワークショップの御意見で、開放感のある施設にしてほしいとの声を反映し、設置したものでございます。花壇などを設置し、ボランティア活動に寄与するスペースや、飲食をしながら、ゆっくり読書を楽しんでいただけるスペースとするなど、多様な利用形態を検討してまいります。
以上でございます。
【理事 答弁】
公共施設整備担当よりも御答弁申し上げます。まちなかリビング北千里北側、北千里小学校跡地の利用に関しましては、市民アンケートでは、公園や広場、カフェ等を期待する声が多く、また、サウンディング型市場調査におきましても、集客施設と併せて広場を設ける提案を複数いただきました。
これらの結果を踏まえ、現在、広場等のゆとりのある交流の場や、にぎわい創出の場の実現に向けて検討を進めているところでございます。
以上でございます。
御答弁ありがとうございます。北側の広場につきましては、広場、公園カフェというようなことで、ぜひともすばらしい施設になるように、御期待をさせていただきたいというふうに思います。
一方、この2階テラス席につきまして、先ほど御答弁がかなりございました。飲食をしながらゆっくり読書を楽しんでということでございますが、具体的にどのような飲食をして、どのようにゆっくり読書を楽しめるスペースとなるのでしょうか、お答えください。
【地域教育部長 答弁】
御指摘のテラスにつきましては、10人程度の利用を想定しておりまして、テーブルを3台、各4席の椅子を準備する予定でございます。良質な雰囲気の外部空間で、飲食しながら読書を楽しんでいただくことなどをイメージしており、室内とは異なるくつろぎの空間を演出したいと考えております。
引き続き、指定管理者を初め、関係者と調整しながら、利用者の皆様に満足していただける施設の整備を目指してまいります。
以上でございます。
ぜひ、このまちなかリビングというコンセプトに基づいて、皆さんのリビングであるということ、このテラス、ただ単に椅子を置いてですね、自由に座ってくださいねというような施設じゃなくって、いわゆるオープンテラスで、ウッドデッキか何かあるのか、いわゆるみんながそこの席を使いたいなというような施設、例えば、このまちなかリビング北千里を利用する利用者、市民の方が、まず初めに、この2階テラス席を見に行って、空いてれば場所取ってというような、すばらしいスペースにしていただきたいということを強く御要望をさせていただきたいと思いますので、お願いを申し上げます。
それでは質問、次の質問をさせていただきます。
ICT導入の効果、時間外勤務の削減等の検証につきまして、令和3年9月議会におきまして、ICTの活用で業務の効率化、多様な働き方という課題について質問をさせていただきました。今年度の動きは大幅増の年間約2,500時間を見込んでいるとの御答弁をいただきましたが、その後の進捗と今後の計画についてお聞かせください。
【理事 答弁】
ICT活用による業務効率化につきましては、定型のパソコン入力業務等を自動化するRPAや、AIによる音声認識機能を活用した議事録作成支援システムを中心として、大きな効果を得られております。現在、令和3年度の実績を集計しており、年間2,500時間の業務削減目標は十分達成できる見込みでござ
います。
今年度はAIによる文字認識機能を活用したAI-OCRや、簡易なシステムを迅速に構築するためのローコード開発ツールといった最新技術の導入を予定しております。また、目標数値につきましては、昨年度に第4期情報化推進計画アクションプランの見直しを実施した中で、さらなる上方修正を行い、計画の最終年度である令和5年度におきまして、6,060時間の削減を目指しております。
以上でございます。
ありがとうございます。ICT技術の活用によりまして、最大限に業務の効率化を図ることは、一つ、職員のワーク・ライフ・バランスの確保、そして、二つ目、時間外労働の縮減、そして、三つ目が、高齢化社会において、限られたリソースを高齢福祉に注力をしていかなければならない、こういった三つの観点から、私は不可欠であるというふうに考えております。ICTによる業務効率化につきまして、大きな総合的な意味を持って、市の見解を春藤副市長にお尋ねをさせていただきます。
【理事 答弁】
まずは担当よりお答え申し上げます。ICTの活用による業務効率化は、職員でなければできない市民サービスの向上及び職員の働き方改革の両面において重要であると考えております。アクションプランにおける働き方改革の推進、最新技術の活用と調査研究といった施策に関する取組につきましては、先ほどお答え申し上げたところではございますが、そのほかの施策につきましても、行政手続の電子化、キャッシュレス決済の拡大、ペーパレス推進等、様々な
施策において自治体DX推進をしっかりと意識しながら、全庁的に業務プロセス改善の取組を進めております。
今後も、さらなる取組の加速化を図ってまいります。
以上でございます。
【副市長 答弁】
市民サービスの利便性向上と、員のワーク・ライフ・バランスを図るため、業務効率を上げる強力なツールとしてICTを最大限に活用することを全庁的に指示しているところでございます。
今後とも業務プロセス改善の取組を積極的に進め、市民サービスの充実と持続可能な行政運営に努めてまいります。
以上でございます。
答弁ありがとうございました。それでは、次の質問に移らせていただきます。
大阪・関西万博と吹田市との関わりにつきまして。
いよいよ万博の開催まで2年と9か月となりました。万博のレガシーを有する吹田市としましては、大阪・関西万博と、どのように関わっていくのでしょうか。好むと好まざるによらず、大阪・関西万博の開催に伴い、吹田市が注目を浴びることは想定されます。
よい意味でのアピールの機会でもありますし、また、あらぬ風評も立たぬよう、対策を講じる必要もあろうかと思います。市の見解を求めます。
【都市魅力部長 答弁】
1970万博の開催地である本市にとりまして、2025大阪・関西万博は、本市ならではの万博レガシーや、健都のまちづくりを市内外にアピールし、その魅力を発信するための絶好の機会であると捉えております。今後、日本国際博覧会協会や関係団体等における万博開催に向けた取組に全庁的に協力するとともに、万博を本市の取組の啓発手段として活用してまいりたいと考えております。
また、市の魅力の効果的な発信につながる本市ならではの取組の検討に向けて、同協会、関係団体等と調整を行いつつ、準備を進めてまいります。
以上でございます。
ありがとうございます。
何といいましても、万博といえば吹田市ですので、しっかりと協力をしていただきまして、この大阪・関西万博の成功について取組を進めていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
千里ニュータウンの諸課題につきましては、質問を取り下げさせていただきます。
以上で質問を終わらせていただきます。
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